お葬式

18日12:32にくろが旅だってから丁度2日過ぎた。まだ疲れが抜けきっていないようで昨日も早めにすぐ寝てしまい、朝も早起き出来た。起きてくろに挨拶を済ませた後、いつもの日課をこなした。

くろを安置しているクーラーボックスを玄関において、出発の準備をしているとまめがお見送りしてくれた。

少し重たいのでクーラーボックスから上に置いたジップロックに入っている氷を取り出すと半分ほど氷が溶けて水になっていた、そして袋に穴が空いておりおしっこのように水が吹き出てきた。水の状態でそのまま凍らすと破れるのかも知れないと思った。

その後、私は大きくて少し重いクーラーボックスを抱えて奥さんと一緒に車に向かった。運転を奥さんに任せて、石垣島で1カ所しかない、ペット専用の霊園に向かった。

入ってから、案内を受けてまずはくろを仏壇にタオルごと安置してお線香をあげる。

私もお線香をあげた後、手を合わせて心の中で『今までありがとう』を伝えると、またしても涙が溢れてきた。奥さんも同様だった。奥さんからティッシュを受け取って鼻をかんだ。一旦待合室に移動して、くろへの最後の手紙を書くように案内されたので私たちはそれぞれの思いを書いた。

やはり涙と鼻水が止まらなかった。

そこから、奥さんはくろを赤ん坊を抱くように優しく抱きかかえて、奥の火葬する場所まで一緒に進んだ。係の方から火葬する台の上に、タオルなしで置くように案内されたのでタオルを取って、くろをその台の上に載せた。最後に、私はそっとくろの頭を撫でてあげた。『今までありがとね』、私は再度ティッシュで涙を拭き、鼻をかんだ。先ほど書いた手紙を、くろに抱きかかえさせてあげた。

その後、私たちは合唱しながら最後の挨拶をして、係の方がくろを載せた台を火葬場に収納した。私も死んだ後こうなるのかなとぼんやり眺めていた。

1時間ほどでお骨あげが出来ると案内されて、くろが寂しがると思ったので私たちはその施設で待つことにした。施設の中は冷房がガンガン効いていて寒かったので、私たちは外に出て車の中で過ごした。外に出ると、火葬場の煙突からくろの灰になるにおいがしていた。

 

1時間後、お骨あげするために係の方から呼ばれて施設の奥に向かった。骨の部位の説明と、お骨上げの順番を聞いて私たちは箸を持って骨壺へくろの骨を入れていった。『爪の骨がこのあたりにある』と、係の方から案内されて初めてそれを見たのだが、以前テレビで猫の先生ジャクソン・ギャラクシーが『猫の爪を取る手術をするという事は人間で言う所の指の骨の第一関節を切り捨てることと同じなので私は基本的に反対だ』と言っていたことを思い出した。確かに爪は骨の部分から出てきている、くっきりと骨に爪の跡があった。

くろももを飼い始めた頃はその事情を知らなかったので、爪を取る手術をしようかなと思っていた時期があった。結局、ジャクソンのその説明を聞いて『これはやっちゃいけないことだ』と理解し、うちの子たちは全員、爪があるし今後も爪の手術をする事もない。

お骨あげは最後、喉仏の部分を骨壺の中の骨の山の一番上に置いて終わりとなる。少し残った遺灰は共同墓地に埋葬されるという案内があった。待合室に移って、先ほどの骨壺を受け取り支払いを済ませてその施設をあとにして自宅に向かった。

部屋に戻ると、私はまず最近お気に入りだった海が見れるキャットタワー中段の場所に骨壺を安置してみたのだが、奥さんに『そこは生者の場所、くろの魂は今自由だからどこにでもいけるから。一緒に居てあげな』と言われたので、『なるほど』と思い場所を移した。

私が作成した特製BOXの天井部分にくろの骨壺を安置して、四十九日までここで過ごしてもらおうと思っている。

私はこういうことをあまり知らないので、最後に受け取ったこの資料がありがたい。亡くなった日から49日間はその場所に魂がとどまって、その後次の世界へと向かうそうだ。

葬儀をつつがなく終えて、肩の荷が下りた。

くろへの最後の奉公は、四十九日過ぎた後どこに埋葬するかなのでそれまでに結論を出さなければと思っている。

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